叱り方に正解はあるの?子育てに良い叱り方6つ

育児って難しい

テレビのニュースを見ていると虐待だとか、育児放棄など、本当に嫌なニュースが多くなりました。
ひどい親ねという人も多いのですが、育児放棄やお子さんへの虐待をしてしまっている背景には、何か本当に大きな理由があるのかもしれません。

ママに友達がいない、相談できるところもない、相談できるところがあっても「駄目なママと思われるのが耐えられない」という場合や、パパが全く育児に協力的じゃない、お子さんが泣き止まないとお前の育児に問題があるといわれるなど、精神的に切迫した状態なのかもしれません。

またちょっと叱ると虐待といわれて、どこまで叱っていいのかわからないというママもいます。
私って虐待しているの?怒りを子供にぶつけているだけ?そう思うママがいるようなら、叱り方について、ちょっと一緒に考えてみてください。

大声でおこっていませんか

スーパーでも見かけることがありますが、ママが大きな声で罵倒するように子供を叱っています。
見ていて気持ちがいいものじゃないし、大声で怒られている子供は大泣きしています。

ついつい怒りにまかせて、いうことを聞いてくれない子供に大きな声を出してしまうというママも多いのですが、大きな声は子供にとって恐ろしいものでしかなく、それでは暴力と変わらないと専門家はいっています。

いつも大声で叱られている子供は常にびくびくして、親の顔色をうかがって行動するようになってしまうのです。
大声を出して叱っても、子供には「一つもいいことがない」ということを理解して下さい。

感情をぶつけない

とても難しいことだけれど、ママの感情をそのままぶつけるのではなく、深呼吸してからお子さんに対応してみてください。
きっと少し感情をコントロールしてお子さんに対峙できるでしょう。

怒る、ママは怒っているということを子供が理解するのは必要なことです。
悪いことをした時、しっかり子供の目を見て、何がいけなかったのか、どうすればよかったのか、子供に語るように伝えてあげましょう。

ママが忙しいとか、はやくでかけないと間に合わないとか、それは親の都合です。
子供に感情をぶつけて、「もう、早くしてよ、会社に間に合わないじゃない!」といったところで子供はまったく関係ないところで怒られているのと同じです。
親の都合で感情をさらけ出して怒るのはマイナス行為です。

大勢の前で叱らない、意味のない叱り方をしない

しつけには大勢の前で怒った方が、どこにいても悪いことをしたのだから怒られるということがわかるでしょ?という人がいますが、子供にも自尊心があり、みんなの前で怒られた悔しさ、恥ずかしさは忘れないものです。

沢山の人がいるところで怒るのではなく、その場で、人が少ない静かなところに行き、お互い落ち着いたところで、何がいけないのか、わかっているよね?こういうところがよくなかったよね?と語りかけるように伝えてみましょう。

人前で怒らずにいてくれたこと、目を見て話をしてくれたこと、これはお子さんの心にしっかり残る叱り方になります。

また、意味がお子さんに伝わらない叱り方は、お子さんにとってプラスになる叱り方ではありません。
「ばかじゃないの?」「なにやってんの?」「おこられているのがわからいの?」と怒っても、そう、お子さん、どうして怒られているのかわかりません。

本当に自分が悪いことをしていると判断している場合もありますが、多くは何が悪いことだったのか?わかっていないことが多いのです。

そこに「ばかじゃないの?」なんて言っても、お子さんは理解できません。
ただ「ばかじゃないの?」と怖い顔でいわれたという記憶しか残りません。

何度も同じことして!どうして怒られているのかいってみて!なんていう親御さんもいますが、それを説明するのはあなたの仕事、親御さんの仕事です。

お子さんにそれをいえというのはおかしい話ですし、どうして怒られるかという説明を今までしてこなかったから、お子さんは何度も同じことをして親を怒らせるのです。

子供を叱る時、感情を押し殺すことも言葉をきちんと選んで、子供がわかるように説明することも、大変なことかもしれないし、ストレスを強く感じることかもしれません。
でも、それが、親御さんの役目なのです。