メカニズムを知ろう
小学校にもなっておねしょするなんて……と思うお母さんも多いかと思います。
寝る前にトイレに行きなさいって言ったでしょ?といった感じで怒ってしまうお母さん。
しかし、おねしょをしている子を叱ってはいけません。
おねしょって小さいながらも恥ずかしいと思っているので、まずは、頭ごなしに叱らないということ、そしておねしょのメカニズムをよく理解して下さい。
おねしょは長い人だと小学校6年生くらいまでしてしまう人がいます。
また病気が隠されている場合、治療を行わないと大人になってもおねしょしてしまうこともあります。
排尿の調節機能が発達していないからおねしょする
いつもはおねしょなんてしない子が、夜怖いテレビを見ておしっこに行きたいのに行けず、ぎりぎりまで我慢してしまい布団におもらししてしまった、などの原因以外、無意識におねしょしてしまい、朝まで気づかなかったり、冷たいと思って起きるという場合、ほとんどが排尿を調節する仕組みが発達していないため、情報が脳に伝わらずおねしょしてしまう状態です。
通常、排尿の機能がしっかりしてくると、夜トイレに行かなくても済む余蘊育毛剤、抗利尿ホルモンのバソプレッシンが抑制してくれています。
尿を濃くすることで水分量を少なくし、数時間トイレに行かなくてもいい状態を作ってくれているのです。
また膀胱が小さいというお子さんもいますし、おねしょの多くは体の機能的な問題が多いのです。
小学生になっても回数が多いお子さんには
排尿の機能が追い付いていないというお子さんでも、生活リズムをうまくつけてあげると、おねしょの回数が減っていくことがあります。
朝起きてご飯を食べて、学校へ行って、帰宅、宿題、遊びに行くなどしたら大体一定の時間に夕飯を食べる、お風呂に入って寝るという生活リズムをしっかりつけることで、その生活の中で排尿リズムが整っていくかもしれません。
また夜しっかり寝ることで、抗利尿ホルモンの分泌が多くなるので、おしっこの量を少なくしてくれる効果も期待できます。
また、夜間は必要以上の水分をとらないということが大切です。
勿論脱水症状にならないようにする必要がありますが、寝る前にジュースやお茶を飲むなどは避けましょう。
夜水分を余計にほしがる場合、食事の塩分が強い可能性もあります。
食事の塩分量などをよく見なおしてみることも重要です。
おねしょが長く続いてしまう子供は精神面で不安を抱えている場合もあります。
子供がおねしょをしていることを叱ってしまうとこによって更に子供のおねしょが治りづらくなる場合もあるため叱ってしまうことは逆効果になってしまうのです。
お母さんとしては心配になってしまうこともあるかと思いますが、おねしょはいつか自然と治るものなので根気強く見守ってあげてください。