人の気持ちがわかるようになりはじめたころに読ませたい絵本
4歳、5歳くらいになると女の子はお姫様に憧れますし、男の子はヒーローものにどっぷりつかるなど、性別の差がかなり出てきますし、集団の中で助け合って遊ぶ、ということににもなれて、友達と遊ぶ知識、新しいお友達と仲良くなる知識なども備えています。
人の気持ちを考えるようになる年代なのでアニメを見るとそのストーリー展開を予想したり、気持ちが同調し泣き出したり、感情がみられるようになるので、本もストーリー性のあるものが読めるようになっていきます。
大人気の絵本「バムとケロ」
犬のバムとカエルのケロが雨の日に本を読もうとするところから物語が始まるのですが、犬とカエルが一緒に過ごすという事に面白さがあり、また表情、背景などが非常に魅力的です。
大人が見ても素敵な絵と感じますし、あれ?こんなところにテルテル坊主があったんだ……と細かい描写に気が付くことがあります。
日本の作家さんの絵本ですが、何となく海外イメージがあるおしゃれな絵です。
100かいだてのいえ
100階建の家なんて絶対にない……と大人は思ってしまいますが、子供はそう思わない、子供は誰が何階に住んでいるんだろう?とわくわくしながら読みます。
10階ごとに違う動物が出てくるという仕掛けで、最上階を目指して進むトチくんがドキドキすると、お子さんも一緒にドキドキ……創造力をぐっとかきたててくれる絵本です。
物語が進んでいくにつれて子供の反応にもさまざまなものが見られるでしょう。
にじいろのさなかは美しい絵本
うろこが虹色で非常に美しい魚「にじうお」という魚が登場する絵本です。
虹色という特殊で美しいうろこを持っていることから、プライドが高くなってしまい、仲間がいない寂しいさかなが、たこさんのアドバイスをしっかり実行していくことでほかのさかなと仲良くなっていくという話です。
このお話のいいところは、自分の大切にしている美しいうろこを他のおさかなに分け与えていくことで、仲良しになっていくという部分です。
物を分け合う、という事、仲間の絆や大切さを知る事が出来る絵本です。