マタニティ婚を行う際のポイント
妊娠中に結婚式を挙げる「マタニティ婚」は、心身の負担や体調の変化を考えると不安がつきものです。
しかし、ポイントを押さえた準備をすれば、安心して笑顔あふれる一日を迎えることができます。
まず意識したいのは、スケジュールの立て方です。
妊娠の経過は人それぞれで、つわりや体調の変化によって思うように動けない時期もあります。
一般的には、体調が安定しやすい妊娠5〜7ヶ月ごろが挙式のタイミングとしておすすめといわれています。
とはいえ、医師の意見をもとに無理のない日程を組むことが第一です。
また、ドレス選びも大切なポイントです。
お腹の大きさに合わせてサイズを調整できるマタニティ用ドレスを選ぶと、体に負担をかけずに当日を過ごせます。
デザインも多様で、ウエストを締めつけないAラインやエmpireラインのドレスは特に人気があります。
見た目の美しさだけでなく、着心地の良さも重視しましょう。
さらに、サポート体制を整えることも忘れてはいけません。
体調に変化が起きたときに備えて、担当プランナーや家族、スタッフとの連携をしっかり取っておくことが安心につながります。
式当日は長時間立ちっぱなしにならないよう、座れる時間を設けたり、控室を近くに用意してもらうなどの工夫も効果的です。
マタニティ婚で気をつけたい注意点
マタニティ婚の準備では、通常の挙式以上に「無理をしない」ことが大切です。
どんなに素敵な式でも、体調を崩してしまっては意味がありません。
まず、式場選びの段階でバリアフリー対応や控室の距離をチェックしましょう。
体調に合わせて移動が少なく済む会場を選ぶことが、快適な式につながります。
エレベーターの有無やトイレの位置も、実際に見学して確認しておくと安心です。
また、打ち合わせや試着などのスケジュールも詰め込みすぎないように注意します。
体調が不安定な時期はオンライン打ち合わせを活用するなど、柔軟に対応してくれる式場を選ぶのがおすすめです。
食事面にも気を配りましょう。
妊婦さんは生ものや刺激の強い食材を避けた方が良い場合もあるため、事前にメニューの相談をしておくと安心です。
ゲストの食事と自分用の特別メニューを分けて準備してもらうケースも珍しくありません。
さらに、妊娠中は気持ちの浮き沈みが起こりやすい時期です。
パートナーと一緒に準備を進めることで、精神的にも支え合える時間になります。
仕事との両立が難しい場合は、思い切って式の規模を小さくして「家族婚」や「フォトウエディング」に切り替えるのも良い選択です。
安心して式を迎えるための工夫
マタニティ婚を成功させるには、「完璧を目指さない」こともポイントです。
理想の演出や進行をすべて叶えようとすると、時間も体力も奪われてしまいます。無理のない範囲で、「今の自分たちに合った形」を考えましょう。
たとえば、立食ではなく着席スタイルにしたり、挙式を短縮してお披露目会に重点を置くなど、体調に合わせて調整できます。
最近では、授かり婚やマタニティ婚に特化したプランを提供する式場も増えており、打ち合わせから当日まで手厚くサポートしてくれます。
また、当日は周囲の協力も欠かせません。
両親や友人にサポートをお願いし、ドレスの移動や着替えなどを手伝ってもらうだけでも、心の余裕が生まれます。
そして何よりも大切なのは、新しい命と共に迎える結婚式を楽しむ気持ちです。
赤ちゃんと一緒に過ごす最初の記念日として、家族の思い出を残す時間にしましょう。
マタニティ婚は特別な準備が必要ではありますが、その分、より深い絆を感じられる温かな式になります。
