子供に教えておきたいテーブルマナー
小さい頃、祖父母と一緒に暮らしていた人が多い世代は、テーブルマナーや食事に関するマナー、そのほか様々な礼儀を習いました。
しかし、今は核家族化が進み、食事のマナーなどもまったく習わなくなっています。
親御さんがしっかり教えればいいのですが、親御さん自体が食事のマナーがあやふやと言うこともあり、結果的に教えることができないといいます。
幼い子だからこそ、今のうちにしっかりテーブルマナーを教えておきたいという親御さんのために、教えておきたいテーブルマナーを伝えます。
お箸は基本、しっかり覚えさせましょう
お箸は食事の基本です。
日本で生活する人は必ずお箸を利用することになりますので、幼いうちからしっかりとお箸のマナーを覚えましょう。
お箸は手前に、左側に箸置き、そこにお箸の先をのせます。
その奥、左手前にはご飯茶碗、右手前に汁物、手に持てるような小さい器の数が左の奥に、手に持たないような大きな器を右の置くにおきます。
お子さんが小さい頃にはワンプレート食器を利用することが多いですし、プラスチック製のものを利用されることが多いのですが、テーブルマナーということを考えるとはじめから陶器の器を利用して、落とすと割れる、扱いがひどいとかけるということを覚えさせるほうがいいと思います。
器の扱い方も基本です
小さい器は手に持って食べますが、大きな器のおかずは手に器を持たずにおいて、そこからおかずを取っていただきます。
椀物、汁物のおわんと同じように、そば、うどんなど、またてんぷらのつけ汁などは、手に持っていただく器です。
平たい大きなお皿、煮物や和え物の大鉢などは、手に持っていただかず、そのままお皿からお箸で取っていただきます。
お子さんの場合は、もてないと感じた重い器を自分の前に置きなおして食べるということでもOKです。
取り箸にも慣れておくこと
家族で取り箸をするということはありませんが、これも癖にしておくと、ほかの方と食事した際に、恥ずかしい思いをしなくて済みます。
招かれた先でお食事する場合、おかずにお箸が添えられているようならそれを利用しえおかずを取る、添えられていないようなら自分のお箸の使っていないほう、口をつけていないほうを利用しておかずを取ります。
またお箸については、お子さんがしてしまいそうなマナー違反についてしっかり伝えておくことが必要です。
食事中に食器を箸に渡しておくことは「もうご馳走様です」という合図になります。
食事の途中で箸をおく場合、箸置きの上に元通りおきます。
お子さんがお箸で食器をたたくなどしたらそれはいけないことと注意してください。
また箸の先をそろえるために、食器などでお箸の先端を打ち付けるなどする子もいますが、それもマナー違反、手でしっかりお箸をそろえて利用します。
おはしに慣れていないお子さんは、おかずをさしてとろうとします。
しかしおかずなどをお箸でさす刺し箸はマナー違反となっています。
本当に小さい頃には無理ですが、おかずは小さくきりお箸で挟んでいただくという見本を、常日頃、大人が見せておくことが必要です。
こうした食事のマナーは子供のうちから、小さい頃から習慣付けておくと、後から教えるという苦労もありませんし、お子さん自身が恥をかくということもありません。
食事のマナーができないと親は何をしているの?と思われることになりますので、しっかり小さいうちから日常生活の中で教えていきましょう。