汗疹(あせも)が酷いときの対処法が知りたい!

赤ちゃんのきれいな肌が……

赤ちゃんの肌は本当にきれいです。
つるんと卵を向いたみたいにきれいで、ママとしてはうらやましい限り……とおもっていたら、あれ?このぶつぶつはなに?えーあせも?ということもあります。

新陳代謝の激しい赤ちゃんは、大人が思うよりもずっと汗をかきますし、汗をかいたままにしておくと、あせもができてむずがります。
小さい体ですが、実は大人と汗腺の数が一緒、だからこそ大人よりも気を付けてあげなくてはいけないのです。

あせもはなぜできる?どういう症状?

正式名称は汗疹(かんしん)といいまう。
熱い時、体内部の温度を下げるために出るのが汗で、汗腺から分泌されて汗管(かんかん)という部分を通過し、汗孔(かんこう)という部分から汗として排出されるのですが、塩分なども含んでいるため、そのままにしておくと汗孔が分泌物や汚れなどでふさがれてしまい、汗が表に出られなくなります。

すると皮膚内で炎症を起こし、あせもという状態になるのです。

発疹は、紅色汗疹や水晶様汗疹などの種類があります。
皮膚の深いところで汗管が詰まると皮膚が赤みを帯びたようになり、紅色汗疹となります。

皮膚の表面に近い部分、角質層あたりで汗管が詰まると、水膨れの小さい感じのぶつぶつができます。
これが水晶様汗疹です。
いずれもかゆみがあり紅色汗疹は炎症を起こしやすく、広がってかゆみがかなり強くなることもあります。

あせもは放っておいても治る

あせもの中でも、水晶様汗疹は自然に治っていきます。
汗をよく拭いてあげて、清潔にしておけばだんだんできにくくなっていきます。

紅色汗疹の場合、かゆみが強くかいて細菌感染する可能性もありますし、赤ちゃんのデリケートなお肌が荒れてしまうこともあります。
皮膚科に行ってしっかり治療する方が、後々トラブルも少なく安心です。

あせもは汗をこまめにふくことと、着替えをして汗をそのままにしないということが大切です。
薬で治すということより、かゆみだけは薬でとってあげて、それ以上広げないということを目標にしましょう。
夏場は洗濯ものが増える……と思っていないでどんどん着替えさせて気持ちがいい状態にさせてあげることです。