子どもたちの健康は、気候変動に影響されることがあります。気温や湿度の変化が喘息や熱中症、そして発達障害のリスクを増加させることが分かったというニュースが出ていましたのでご紹介します。

気温が上がることで喘息のリスクが高まる

気温が上がったり湿度が高まったりすると、子どもたちの喘息のリスクが増加します。香港の研究では、気温が30度の日と27度の日を比べると、喘息入院リスクが1.19倍も増えることがわかったそうです。また、湿度が94%の日には、5歳から14歳の子どもたちの喘息入院リスクがなんと4.31倍にも上がりました。気候変動による影響が子どもたちの健康に影響がでるため、温度管理や湿度管理はしっかり行っておきましょう。

日陰でも熱中症のリスクはある

熱中症のリスクも気温や湿度と関係があります。統計では、子どもたちの熱中症での救急搬送が年々増えています。熱中症は子どもたちにとって深刻なリスクとなっているのです。
子どもの体温調節能力は未熟で、暑さに適応する能力が十分でないため、高温環境下での体温上昇が起こりやすくなります。
たとえ日陰で遊ばせていたとしても激しい運動では多量の汗をかき、失われた水分や塩分を補給できないと脱水や塩分不足が起こって熱中症のリスクが高まります。特に暑い日や運動の際は、十分な水分補給や適切な休息を取るようにしましょう。

早産や発達障害のリスクも

暑さや気候の変化が赤ちゃんの成長に影響することもあります。気温が高くなると早産や発達障害のリスクが上がる可能性があると言われています。実際の研究でも、気温が上がると早産のリスクが増えることが報告されたそうです。
暑い日や熱中症などに気をつけるだけでなく、早産や発達障害にも注意していきましょう。

大切な子どもたちの健康を守るために、日々の生活で気をつけることが大切です。暑い日や湿度の高い日は、こまめな水分補給や適切な休息を心がけましょう。必要な場合は医師や専門家に相談することも大切です。

未来の子どもたちに住みやすい世界を作るためにも環境学を知ることや学ぶことはとても大事なことだと思います。
行きやすい環境を整えていきたいと思う方はこちらの情報を参考にしてみてくださいね。
環境学について

あなたの愛情と配慮が子どもたちの健康を守る力になります。一緒に子育てを頑張りましょう。

最近多くなっているアトピーについて理解しましょう

最近、子供にアトピーが多くなっているといいます。
通常、小さいお子さんに発症し、成長するに従い徐々によくなるものですが、中には大人になってからもひどい症状に悩まされているという方もいます。

また大人になってからアトピーの再発となる事もあるという事なので、アトピーについて、しっかり理解しておくことが必要です。

現代では幼児期から小学生学童期の年代は実に10人に1人がアトピーといわれており、これはかなり多い数です。
しかしよく調べてみると、1歳くらいでアトピーを発症してもその後、3歳くらいになると改善がみられるという話があります。

小学生学童期の年代にアトピーが多いといわれているのに、3歳児くらいはその症状が減少しているとはどういう事なのでしょうか。

またアトピーは都市部、農村部などの、そのお子さんが暮らしている住宅環境によって発症率に変化があるといわれています。
勿論遺伝的な要素もあり、アトピーは一概に何が原因なのか、決定づける事が出来ませんが、発育時期などには、一旦よくなっていても注意する事が必要と理解できます。

アトピーはいつ発症しやすい?

お子さんはどんどん成長し、大人がびっくりするくらいのスピードで心も体も大きくなっていきます。
ではこの成長著しい時期のどの時期にアトピーを発症しやすいのか、それは、生後4か月くらいから3歳にかけてといわれています。

この時期、免疫システム、肌などが大きく変化する時期といわれており、それが関係しているのではないかと予測されます。

また秋生まれのお子さんにはアトピーの子が多いといわれています。
ただ、因果関係などがわかっている事ではないので、すべてのお子さんが当てはまる事もありません。

アトピーは悪化を食い止めることが改善につながる

アトピーは薬を塗ったからはい治りましたという病気ではなく、少しずつ治療によってその結果が得られるという病気です。
そのため、すべて綺麗にするという事ではなく、どのようにして悪化を食い止めればいいのかという事を考えることが必要なのです。

では悪化する原因は何か、それを突き止める事が重要です。
これもお子さんによって違いがありますあが、例えば、肌の乾燥や汗、それにダニなどによって悪化している可能性もありますし、そのほかの要因が考えられる場合もあります。

こうした原因を突き止めことで、乾燥が原因という事なら、乾燥しないようにお肌にベビー専用のスキンケアを施すこと、また、肌のバリア機能を向上させるために、外因を取り除くという事も考えます。
紫外線や湿度などもかゆみのもとになりますし、衣類などを替えることでアトピーが改善していくこともあるので、原因を知ること、外因を知る事、さらにその原因に沿った対応策をしっかり考えることが必要でしょう。

夏、ママの悩みは子供の虫さされ

夏は外で思い切り遊ばせてあげたいですし、海、山などアウトドアする絶好の季節です。
家族一緒にアウトドアできるのもお子さんが小さい年代だけ、大きくなってくるとお友達との時間が楽しくなりますし、部活などで家族一緒に行動する事が難しくなります。

春、夏、季節もアウトドアに最高の季節になり、いよいよ外遊びに行くぞというとき、ママが最も気になる事といえば、日焼け、熱中症予防、さらに虫さされの事です。
肌が弱いこの場合、虫さされもばかにできず、そこから延焼し水膨れのような状態になる事もあります。

肌が弱いお子さんに虫さされの跡を残さないように、予防策、また虫に刺された場合の対処法などを理解しておきましょう。

対処法!子供にやさしいかゆみ止めが必須

特別なケアが必要という場合もありますが、蚊等の日常生活の中にいる虫に刺された場合、肌が特に弱い子以外、傷痕などが残ることはほとんどありません。
でもお子さんによっては蚊に刺された程度で、水膨れなどを起こすこともあります。
なぜなのか?というと、蚊に刺された後にかき壊してしまうからです。

かき壊してしまうのは、蚊などに刺されてかゆみを感じるからで、そのかゆみを素早く止めてあげることで、虫さされの跡が残るようなことになりません。
外にいる時間が長いほど、虫さされのリスクは高くなりますので、しっかり虫さされ対策として、かゆみ止めなどを常備しておきます。

冷やす、とびひになるのを予防する

虫も小さいものでそれほど毒を持っていないものなら、大きく腫れるとか跡から熱を持つなどの事になりません。
しかしいくつも同じ場所を刺されてしまったり、肌が弱く大きく腫れたという場合には、自宅に戻ってからかゆみ、また炎症のケアを行います。

虫さされは基本的に炎症なので、しっかり冷やしてあげることでかゆみは収まってきます。
市販のお薬などは刺激が強いものも多いので、なるべく使用を避け、冷たいお水で冷やしたタオルや保冷材をタオルにまくなどして、冷えすぎないように冷やすという事が大切です。

虫さされの跡がとびひになると、そこがもとでほかのところに炎症が広がる事もあります。
かきむしりそのあとにばい菌が入り込み、炎症、さらに膿が発生することでとびひします。
感染力が強く、放っておくと体中に広がる可能性もあるので、とにかくほかの場所に移らないように気を配ります。

虫さされの時にはかゆみ止めなどを利用して、それでもかゆがる場合や、赤く腫れている場合は、毒性をある程度持っているものと考え、冷やすなど行います。
その後、炎症が広がり、とびひのようになった場合、感染が広がらないように保育園等を休み、出来れば皮膚科に連れて行く方がいいでしょう。

そろそろ離乳食?食べてくれるか心配

赤ちゃんも生後半年くらいになるとミルクやママのおっぱいだけではなく、離乳食に切り替える時期がやってきます。
この離乳食への切り替えの時期については、赤ちゃんそれぞれで半年くらいからはじめても、もう少し遅くてもかまいません。

赤ちゃんの様子を見ながら、そろそろ離乳かな?と思う時期に、離乳食を開始する準備を始めます。
初めてミルク、おっぱい以外のものを口にするのですから、あせる必要はまったくなく、そのお子さんのリズムでゆっくり進めていきましょう。

最初はのんびり、重湯などから

最初はのんびりミルクやおっぱい以外の味に慣れていくことがステップとなります。
10倍がゆをお米からつくり、しっかりペースト状にしてから赤ちゃんのお口に1日目は1口、2日目も1口、3日目に2口・・・という具合に少しずつ進めていきます。
回数は1日に1回です。

嫌がるようなら無理に口に入れなくてもいいです。
また翌日同じように同じ量お口に持っていく、ということを繰り返してみてください。
2週目に入ったら、野菜などをプラスしていきます。

こうしておかゆになれたら、お野菜のペーストなどを徐々にはじめます。
あせる必要はなく、赤ちゃんが体調を崩したりしたらストップしてかまいませんし、嫌がるものはやめて野菜でトライしてもいいと思います。

豆腐、白身魚などをすりつぶしたもの、滑らかに口当たりよくしてあげましょう。

7ヶ月から8ヶ月になったら舌でつぶせるくらいの硬さへ

7ヶ月から8ヶ月くらいになったら、徐々に硬さを加えていきます。
1日2回、回数も1日1回からふえて食べる食材も少しずつ多くしていきます。
お肉や魚なども舌ですりつぶせるくらいの硬さにして、卵は卵黄なら1個、全卵なら1/3個利用します。

卵などもあせる必要はなく、少しずつ与えてみて、赤ちゃんにアレルギーなどが出てくるようならストップしてください。
果物、乳製品などもこの時期から少しずつ加えていきます。

9ヶ月から11ヶ月ごろの離乳食

離乳食の回数が1日3回になりますが、2回もうまくいっていないということなら、あせることなく、3回の日を増やしていくくらいの気持ちで進めます。
食事の目安は、歯茎でつぶせるくらいの固さです。

この時期はご家族と一緒に食事をするというたのしみを知る時期です。
ご飯は全粥かやわらかいご飯を上げてみてください。

お魚、お肉、豆腐、卵(1/2)など色々な食材を食べられるようになり、量も増えますが、この時期は好き嫌いが出てきます。
嫌いなものも、好きなものと混ぜて食べさせてみるなど、工夫します。

ママたちは離乳食が始まると本の通りに進まないことで不安を感じるようですが、離乳食はお子さんによって進み方がまったく違います。
無理に食べさせておなかを壊してしまうこともありますので、あせることなく赤ちゃんのリズムで進めていくことを忘れないようにしましょう。

病気になってからでは遅い

ワクチンと予防接種には定期接種と任意接種の2つがあります。
定期接種は国や地方の自治体が赤ちゃんへの接種を推奨しているもので、地域によっては無料、有料であっても経済的負担が少ない費用で受ける事ができます。

任意接種は赤ちゃんにうけさせるかどうか、保護者が決定するもので、任意で受ける事ができます。
重要度がすごく高いという予防接種やワクチンは、通常、定期接種で受ける事になるので、任意接種はそれほど重要度が高いというものではありません。

定期接種は受けるとしてもママたちが迷うのは、任意接種でしょう。

任意接種でも受けておく方がいいものもある

任意接種は重要度が高くない予防接種、ワクチンといわれますが、重症化するということもあるので、全く必要ないと簡単に考えるわけにいきません。

ロタウイルス腸炎は赤ちゃんもかかりやすい病気ですが、下痢、嘔吐などが激しく起こるため、脱水症状がが起これば点滴なども必要となってしまうため、入院が必要となるほど重症化することもあります。

こうした症状が起こるかもしれない、重症化することもあるということを理解していないと、予防接種を行わないにしても、対応が遅くなってしまうので、任意接種で受けられる予防接種への知識を持っておくべきでしょう。

任意接種は保険適用にならない

定期接種は国や自治体が費用を負担してくれる、もしくは無料となるため、費用の心配はありませんが、任意接種は費用がかかります。
しかも、健康保険適用とならないため、接種に関しては基本的に自己負担となります。

ただし、任意接種であっても、自治体によっては助成を受けられることもあるので自治体の方へ確認をとってみるといいでしょう。

任意接種を知らず、また病気の症状などを知らずに、もしも病気にかかり重症化してしまった・・・となると、お子さんに大きな負担となります。

どのような任意接種があり、費用等はどうなっているのか、しっかり調べておくべきでしょう。

子供の腹痛って怖い

赤ちゃんは泣く、ということでしか痛みや不快感を表すことができません。
また小さいお子さんも、おなかが痛いということは伝えられますが、おなかがどのように痛いのか、どのくらいの激しさなのかといった痛みの度合いを知らせることができません。

ママたちはおなかが痛いといわれると、どんなふうに痛い?どのくらい痛いのかしら?とひどく不安になります。

熱などは体温計で図ることでどの程度の熱なのかわかりますが、おなかの痛みは計測できないため、痛みの判断、病院へ行くタイミングがよくつかめないのです。
今回は子供がおなかの痛みを発する際、知っておきたい痛み、症状として虫垂炎について紹介します。

急性虫垂炎ってどういう病気?

友達、また兄弟や親せきなどが盲腸になったと話を聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、急性虫垂炎は、虫垂と呼ばれるお腹の右下にある大腸の一部が炎症を起こしてしまう病気です。
ウイルスこの病気は、一般的に2歳くらいから発症がみられ、一番多くなるのが小学校、中学校くらいの年代です。

小学校や中学校くらいの年代であれば、しくしく痛い、ものすごく痛いなど痛みの形容ができます。
でも2歳、3歳くらいで急性虫垂炎になると、痛みを知らせることができないため、症状に気が付いたときには時間がたっていて、時に壊死にまで進むと手術も、予後も大変になってしまうので、子供の様子をしっかり見極める事が大切です。

なぜ、大腸の一部、虫垂という部分に炎症が起きてしまうのかというメカニズムに関しては、いまだわかっていません。
ただ、ウイルスや細菌、また便の塊が詰まるなどが原因ではないかといわれています。

症状はどんな感じ?

発症してすぐは、みぞおちあたりが痛み、だんだんと虫垂がある方、よく盲腸になると傷みがでるといわれている腹部の右下あたりに痛みが異動します。医者

小さいお子さんの場合、痛いということは言えても、どんなふうにどこが痛いのかということが伝える事が出来ないので、機嫌がよくない、吐き気がある、元気がない……というときには、病院へ行って先生に見ていただく方が安心です。

もしも小さいお子さんが「火のついたように」泣き始めたら、激しい痛みが襲っている事が多く、その場合、炎症から虫垂に穴が開き腹膜炎を起こしていることもあるので、できる限り早く病院へ行く、もしくは救急を呼びます。

治療方法は外科手術か薬物療法

急性虫垂炎でも症状が軽いという場合、炎症を止める抗生物質を投与し様子をみます。
ただ切除しない限り、また同じ場所が炎症することもあるので、年齢や時期などを考慮し施術する方がいいでしょう。

外科手術は炎症を起こしている虫垂を切除するという手術になります。
以前は虫垂部分の皮膚を切って切除するという方法だったのですが、今は腹腔鏡による施術ができます。
そのため、以前よりも短い期間で退院できるようになってきています。