子どものアトピーについて

最近多くなっているアトピーについて理解しましょう

最近、子供にアトピーが多くなっているといいます。
通常、小さいお子さんに発症し、成長するに従い徐々によくなるものですが、中には大人になってからもひどい症状に悩まされているという方もいます。

また大人になってからアトピーの再発となる事もあるという事なので、アトピーについて、しっかり理解しておくことが必要です。

現代では幼児期から小学生学童期の年代は実に10人に1人がアトピーといわれており、これはかなり多い数です。
しかしよく調べてみると、1歳くらいでアトピーを発症してもその後、3歳くらいになると改善がみられるという話があります。

小学生学童期の年代にアトピーが多いといわれているのに、3歳児くらいはその症状が減少しているとはどういう事なのでしょうか。

またアトピーは都市部、農村部などの、そのお子さんが暮らしている住宅環境によって発症率に変化があるといわれています。
勿論遺伝的な要素もあり、アトピーは一概に何が原因なのか、決定づける事が出来ませんが、発育時期などには、一旦よくなっていても注意する事が必要と理解できます。

アトピーはいつ発症しやすい?

お子さんはどんどん成長し、大人がびっくりするくらいのスピードで心も体も大きくなっていきます。
ではこの成長著しい時期のどの時期にアトピーを発症しやすいのか、それは、生後4か月くらいから3歳にかけてといわれています。

この時期、免疫システム、肌などが大きく変化する時期といわれており、それが関係しているのではないかと予測されます。

また秋生まれのお子さんにはアトピーの子が多いといわれています。
ただ、因果関係などがわかっている事ではないので、すべてのお子さんが当てはまる事もありません。

アトピーは悪化を食い止めることが改善につながる

アトピーは薬を塗ったからはい治りましたという病気ではなく、少しずつ治療によってその結果が得られるという病気です。
そのため、すべて綺麗にするという事ではなく、どのようにして悪化を食い止めればいいのかという事を考えることが必要なのです。

では悪化する原因は何か、それを突き止める事が重要です。
これもお子さんによって違いがありますあが、例えば、肌の乾燥や汗、それにダニなどによって悪化している可能性もありますし、そのほかの要因が考えられる場合もあります。

こうした原因を突き止めことで、乾燥が原因という事なら、乾燥しないようにお肌にベビー専用のスキンケアを施すこと、また、肌のバリア機能を向上させるために、外因を取り除くという事も考えます。
紫外線や湿度などもかゆみのもとになりますし、衣類などを替えることでアトピーが改善していくこともあるので、原因を知ること、外因を知る事、さらにその原因に沿った対応策をしっかり考えることが必要でしょう。